病院で働く看護師の人数は、男性よりも女性の方が多い傾向にあります。そのため、女性の職場として認識している人もいるかもしれませんね。しかし、看護師は安定した職業として知られていることから、近年では女性だけでなく男性も増えてきています。そうした中でも、看護師より男性の人数が多い傾向にあるのが、理学療法士や作業療法士といったコメディカルです。たとえば、そのうちの1つである理学療法士は、障がいやお年寄りの方に対するリハビリを専門的に行い、身体の回復を支える職業です。医師の指示を受けたうえで、運動療法や物理療法などを行います。患者の身体の回復に貢献できる理学療法士は、看護師と同様に患者から直接感謝されることもあり、仕事に対するやりがいを感じやすいでしょう。
そんな理学療法士になるためには、4年制大学や専門学校などで3年以上知識や技術を学ばなくてはいけません。そのうえで、国家資格に合格する必要があります。ですが、試験に合格して資格が取得できたからといって、実際に働き出してしばらく経つまでは、自分が理学療法士に向いているかどうかわからないこともあるでしょう。理学療法士に向いている人としては、まずコミュニケーション力があることが挙げられます。そのほか、体力に自信があること、明るく前向きであること、観察力があることなどがあります。リハビリを通して身体の回復をサポートすることを考えれば、自然に分かる部分でもあるかもしれませんね。